以前、高知アグリ・データサイエンス・ラボの取り組みの一環として、ブログで試作・紹介しました IoT 温湿度計。
Wi-Fi につなげることで、手元のスマートフォンなどで温湿度を確認することができるシステムになっています。
参考にしたのは、農研機構の公開している「通い農業支援システム」。
「通い農業支援システム」では、LINE に温湿度の通知が届く仕組みになっていますが、ウェブブラウザ上で温湿度を確認できるよう改良し、グロリオサのハウスに設置しました。
制作は高知アグリ・データサイエンス・ラボのメンバー、田中勇作さんです。
こちら、あまり良い写真ではありませんが、全体像。
この部分が温湿度のセンサーになっています。
コンピュータ部分。温湿度センサーがつながっています。
バッテリーはこういったかたち。バッテリーがいちばん大きいですね。
写真には写ってないですが、このバッテリー部分には、ポケット Wi-Fi も接続されていて、このポケット Wi-Fi からスマホで閲覧できるよう、温湿度計がインターネットに接続されています。
電源の確保はビニルハウスに IoT 機器を導入するにあたりいちばんのネックではないかと。
ということで、すでに写真にあるように、ソーラーパネルで電力確保しています。
ソーラーパネル、約 7,000 円。こういうのって個人でも買えるんですね。
今回、スマホの画面はお見せできませんが、通信は上手にできています。
ひとまず試作品成功ということで!
ただ、設置がかなり大変でした。バッテリーが大きいので、設置できる場所に限りがありますね。畝の間に設置するわけにもいきませんし・・・。
こういう IoT 機器を既存のビニールハウスへ導入する際は、設置場所のシミュレーションが必要ですね。実際のデバイスと同じ大きさの箱や、延長コードの長さを事前に計測してから、導入した方がスムーズだということを学びました。
まだまだ改良の余地のある IoT 温湿度計ですが、ひとまずここで一区切り。
次からは画像認識に取り組む予定です。
高知アグリ・データサイエンス・ラボは、農業と IT、AI、機械学習をテーマにした開かれた研究会です。現在メンバーを募集中です。
次回の会合の予定は 12 月 12 日 15:00 ~、(株)こうち新みさと園芸で行います。テーマは画像認識 AI 。興味のある方の参加をお待ちしております。
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