現金預金(2):普通預金

農業経営

(株)こうち新みさと園芸は、高知県高知市三里地区にある園芸出荷場です。高知特産花卉のグロリオサと、ミョウガを取り扱っています。

グロリオサは web ショップでも取り扱っていますので、ご覧ください。

弊社のブログ記事では、営農にあたって役立つ情報の提供もしています。
今回は、農業簿記における流動資産、特に普通預金の扱いについて紹介します。

普通預金

金融機関との普通預金契約にもとづいて口座が開設されて、資金の預け入れや引き出しがいつでもできる預金を普通預金といいます。郵便貯金も普通預金ですね。預金残高に対して利息が付くのも特徴ですが、利率が低いことで有名です。

事業者は、一般的に複数の普通預金口座を開設しています。この場合には、普通預金出納帳 (パソコン簿記の場合には、普通預金の補助科目)の銀行口座ごとに記帳することになります。

取引仕訳の例

3/3 普通預金口座に現金 150,000 円を預け入れた。

3/12 東京商店への買掛金 21,100 円を普通預金から振り込んで支払った。

3/18 売掛金回収として大阪商店から 140,500 円が振り込まれた。

3/22 普通預金に受取利息 1,500 円がついて振り込まれた。

3/26 普通預金から固定資産税 96,440 円が自動引き落としされた。

3/28 普通預金から千葉石油のガソリン代 76,200 円が自動引き落としされた。

3/30 普通預金に JA 出資金に対する配当金 2,200 円が振り込まれた。

3/31 普通預金から100,000 円を引き出した。

上記の取引をもとに、普通預金出納帳へ記入すると、次の通りです。ここでは仮に、前月繰越を 78,215 円とします。

摘要には取引の相手先、取引の簡単な内容などを記入します。

また、繰越および締切方法は、現金出納帳と同様です。詳しくは、現金出納帳について確認してください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました